人道危機のガザに初めて支援物資

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共同通信
ラファ検問所で、エジプト側からパレスチナ自治区ガザ南部へ向かう支援物資を積んだトラック=21日(ゲッティ=共同)

 【エルサレム、カイロ共同】パレスチナ自治区ガザとエジプトの境界にあるラファ検問所が21日に再開し、支援物資を積んだ複数のトラックがエジプト側からガザに入った。ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエル軍の大規模戦闘を受け、イスラエルが9日に「完全封鎖」を宣言して以降、人道危機が深刻化しているガザへの支援物資搬入は初めて。

 国連によると、ガザでは人口約216万人のうち、約140万人が自宅を追われている。英BBC放送によると、21日にガザに入ったトラックは20台で、薬などが積まれていた。再度物資搬入が行われ、避難生活を送る住民全員に十分な物資が行き渡るかどうかは見通せない。