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共同通信
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【ベルン共同】スイスで22日、上下両院選挙が実施された。地元メディアによると国民議会(下院)では入国管理強化を掲げる第1党の右派、国民党が、ロシアのウクライナ侵攻などで難民や移民を巡る問題への懸念が高まったことを追い風に議席を増やす見込み。
2019年の前回選挙では、環境保護を重視する左派、緑の党が下院第4党に躍進したが、今回は支持が伸び悩んでいる。他の政党も軒並み気候変動問題対策を重視するようになった上、物価高など他の課題を有権者が重視したあおりを受けたとみられる。
選挙結果を受けて12月13日に開かれる上下両院合同会議で、内閣に相当する「連邦会議」を構成する7閣僚が選出される。