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共同通信
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名古屋出入国在留管理局の施設で2021年3月、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、名古屋入管の幹部らが再び不起訴となった理由について、妹2人が24日、東京都内で名古屋地検の担当検事から説明を受けた。2人はその後「納得いかない」と述べた。
遺族側弁護団が詳しい理由の説明を求め、担当検事が24日、東京地検に出向き妹2人や弁護団と面会した。
弁護団によると、検事は、再捜査でも死因は特定できず、医師ですらウィシュマさんの体調不良の原因が分からなかった状況で、入管職員が死に至る可能性を予見し、防ぐことはできなかったと判断したと説明したという。