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共同通信
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全国でクマとの遭遇が相次ぐ中、本年度の人身被害が約60人で全国最悪とみられる秋田県では駆除も増えている。4~8月で600頭弱だったが、冬眠に向けて活動が活発になる秋に伸びて千頭を超えた。だが捕獲を担うハンターは以前より減って高齢化が著しく、金銭面も含め1人当たりの負担は重くなっている。県は支援に乗り出した。
国の指針では、都道府県は推定個体数の12%を捕獲するのが望ましいとされる。実害の多さを考慮して引き上げることもできる。捕獲後は駆除するか、クマよけスプレーをかけるなどして人間への恐怖心を植え付けて放す場合もある。