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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連のグテレス事務総長は26日、人工知能(AI)の恩恵やリスク、国際的な管理の在り方を検討する諮問機関を発足させた。AIの開発者や研究者から政治学者、人類学者までさまざまな経歴を持つ39人が選ばれ、年末までに中間的な勧告を出し、来年夏までに最終勧告をまとめる。
国連安全保障理事会が今年7月に初めてAI会合を開き、リスク管理に向けた国際協調の必要性を訴える声が相次いだ。11月初めには英国がAI技術に関する初の首脳会議を開催する。国際社会や各国政府が急速な技術の進歩にどう対応していくかが問われており、AI管理の国際機関を設立する構想も持ち上がっている。