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共同通信
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プロ野球のSMBC日本シリーズ2023が28日、京セラドーム大阪でのナイターで開幕し、18年ぶりにセ・リーグを制した阪神とパ・リーグを3連覇したオリックスが対戦する。関西を本拠地とする球団同士が頂上決戦でぶつかるのは、南海(現ソフトバンク)が阪神に4勝3敗で競り勝った1964年以来、59年ぶり2度目。
阪神は現役時代の岡田彰布監督(65)がバースや掛布雅之と中軸を組み、強力打線で球団初の日本一に輝いた85年以来の頂点を狙う。12球団で最も熱狂的なファンが期待を膨らませているが、岡田監督は若手が多いチームに過度の重圧はかけず、開幕前日の監督会議では「思い切っていい試合をして、楽しんでもらいたい」と優しげな表情で語った。
両チームともレギュラーシーズンでは圧倒的な強さで独走した。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での日本の優勝から盛り上がった今季の球界を締めくくるのにふさわしい顔合わせ。シリーズ2連覇を狙うオリックスの中嶋聡監督(54)は「熱い戦いをして、皆さんに楽しんでもらいたい」と笑顔で言った。