帰国子女生の大きなサポートを担う日系学習塾、主要教科の指導や入学試験対策に留まらず、子ども達が前向きに学習を継続できるよう、サポート方法にも工夫が見受けられます。各塾での取り組みなどをご紹介します。
京進スクール・ワンNYハリソン教室
―塾の特徴をお伺いします
2011年の開校以来、教科指導・入試対策から日本語の伸長まで、多くの児童・生徒が学んできました。現在も小学生低学年から高校生まで、在外歴・学習歴の異なる児童・生徒が、自分のペースで学習に取り組んでいます。当然ですが、各家庭において日々の生活で大切にしていることや教育方針も異なります。親として、我が子に「必要な学習量と内容は何か」そして「どんな学習方法が適しているか」を悩むことがあるかもしれません。現地での生活を充実させようと思った際に、日本の学習をどうするべきか迷う方は多く、相談も増えています。現地校へ通う選択をした場合、日本の教科学習は子ども達にとって「日常に必要な学習と異なる勉強」になります。現地校の生活に追われて、帰国後の学習が身につかない……という状態に不安を募らせる保護者様も多くいらっしゃいます。
京進スクール・ワンNYハリソン教室では、1授業(80分)に対し、生徒2人までの個別指導授業を提供しています。この授業形態は初めての通塾、『自分だけの指導』を受けられる場所としては最適だと思います。
学習教科や単元、授業曜日が選べるため、現地校の生活を大切にしながら、日本の学習が可能です。もう一つの特徴として、生徒の
「わかっていない」に気づきやすいということが挙げられます。大人数の生徒を対象とした講義形式授業では、先生の言葉を聞いてわかった気になることがあるかもしれません。しかし、生徒2人と講師1人の個別指導学習では、講師が子どもの迷いや不安にいち早く気づき、それぞれの「わかる」に導くことができるため、スピーディーに対応できます。「わかりにくい」「難しすぎる」といったモヤモヤした気持ちを素早く取り除き、気持ちよく勉強を進めることができます。これは、子ども達が長期にわたって日本の学習を継続するためには大変重要だと考えています。こういったひとりひとりに寄りそった授業内容から、すでに他塾には通っているが、1教科だけフォローしてほしいという要望にも応えています。当塾では、「リラックスして学習したい」「通塾曜日や教材、学習進度を選びたい」「入試問題などの解説を中心に聞きたい」といった声から、オーダーメイドの授業を行なっています。ご興味のある方は、無料体験授業へお申込ください。
―帰国生が日本で受け入れられるために、アメリカでの学習・経験において生徒が意識した方が良いことなどありますでしょうか
帰国する時、子どもにとって大切なのは、現地での生活に気持ちの区切りをつけること、そして日本での生活に楽しみや自信がもてることです。現地での生活の充実、自分が熱中できることを見つけることがもっとも大切です。自信を持った海外生活が帰国してからのエネルギーになります。自分が大好きなことを探し、今しかできないことに取り組んでください。しかし、親としては(現地校で学ぶ場合)現地での学習をどうするか、と同時進行で日本の学習をどう補うかを悩むはずです。日本人学校へ通っていても、帰国先の環境へ馴染めるか、不安があるでしょう。そういった不安を少しでも取り除くためには、帰国先の様子を確認・調査し、親子で相談しながらの学習が大切です。またどの地域で(いつから)生活するかを想定するなど、おおよそ検討をつけておくことも良いでしょう。移り住む場所が、帰国子女に慣れている地域かどうか。家庭の事情にあわせて、対応は必要ではありませんか。現地生活を充実させながら日本の学習をしたいと考えるご家庭は、授業曜日や時間が選択できる個別指導がおすすめです。
お話を伺った方
室田 善孝さん
日本では2002年~教室長、ブロック長を経験し、2020年のコロナ期からNYハリソン教室の運営を任されています。専門教科は英語で、指導学年は小1~高3まで幅広く対応してきました。アットホームな雰囲気と、褒める指導を心がけています。教室へ足を運んでいただければ、ご説明をいたします。ぜひ、ご連絡ください。
京進スクール・ワン NYハリソン教室
247 Halstead Ave
Harrison, NY 10528
Tel 914-835-0213
https://www.kyoshin.co.jp/s1/schooldetail/515/