自転車レース事故「人為ミス」

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共同通信
外部の有識者を招いて開かれた「安全対策検討会」の初会合=29日午後、札幌市

 北海道で9月、自転車ロードレース「ツール・ド・北海道」に出場した男子大学生が車と衝突し死亡した事故を受け、主催団体が29日、原因究明と再発防止策の策定を目指す「安全対策検討会」の初会合を開いた。座長に選ばれた北海道大大学院の萩原亨教授は終了後の記者会見で「事故はヒューマンエラーだと考えている。それを突き詰めて対策を考えていきたい」と述べた。

 検討会はレースを主催したツール・ド・北海道協会が外部の有識者5人を招いて設置。この日は、協会側がコース設定やルール、事故状況について説明。委員らが意見を述べ、今後の論点を整理した。

 協会は来年の開催は「未定」としている。