「厳しい環境で努力したい」

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共同通信
吉原由香里六段から花束を贈られ笑顔を見せる仲邑菫女流棋聖=30日午後、東京都千代田区の日本棋院

 囲碁の最年少タイトル保持者で来年3月に韓国棋院へ移籍する仲邑菫女流棋聖(14)は30日、東京都千代田区の日本棋院で記者会見し、「これまで以上に厳しい環境で、さらなる努力をしたい」と話した。

 会見の冒頭で先輩棋士の吉原由香里六段から花束を贈られ、笑顔を見せた。移籍の理由について、「韓国は強い棋士がたくさんいて、対局数も多い。より高いレベルで勉強することが今の私には必要だと思った」と述べた。7月に移籍希望を日本棋院に伝え、今月26日に韓国棋院が客員棋士としての受け入れを承認し、移籍が決まった。

 仲邑女流棋聖は大阪府出身。韓国での修業もへて、2019年に当時最年少の10歳0カ月でプロに。