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共同通信
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【ワシントン共同】世界銀行は30日、イスラエル軍とイスラム組織ハマスによるパレスチナ自治区ガザでの戦闘が拡大すれば、原油価格が最大で75%上昇するとの試算を公表した。
1973年の第1次オイルショックでは、イスラエルとアラブ諸国による第4次中東戦争で主要産油国のサウジアラビアなどがイスラエルを支持する国々に対し原油の禁輸などを決めたため、供給量は世界全体で7.5%減った。
世銀は23年10~12月期の原油価格を1バレル=90ドル(約1万3500円)と予想。戦闘拡大で第1次オイルショックと同様の供給減少が起きれば原油価格は最大157ドルにまで上昇する可能性があるとしている。