Published by
共同通信
共同通信
トヨタ自動車が30日発表した2023年度上半期(4~9月)の世界生産は、前年同期比12.8%増の505万8248台だった。19年度上半期の455万1807台を上回り、4年ぶりに過去最高を更新した。下半期を含めても最高となった。世界的な半導体不足の緩和や生産体制の拡充が寄与。旺盛な需要を背景に販売も好調だった。
世界販売は9.1%増の517万2387台で、半期の最高を記録した。生産と販売が上半期でそれぞれ500万台を突破するのは初めて。
生産の増加は、国内と北米がけん引した。欧州はチェコで発生した部品工場の火災の影響で微減となったほか、販売が伸び悩む中国で前年割れした。
販売は新型コロナウイルス禍からの回復や部品不足の解消を受け北米や欧州、アジアなどで増加した。北米で「カムリ」や「RAV4」、アジアで「ハイラックス」が好調だった。
ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)などの電動車の販売は38.1%増の182万5965台。EVは新型車の投入もあり約7倍の5万8984台となった。