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共同通信
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【北京共同】香港高等法院(高裁)は30日、中国の不動産大手、中国恒大集団の清算申し立てに関する審理を12月4日に持ち越したと公表した。関係者によると、裁判官は最後の延期だと説明。恒大は次の審理までに具体的な債務再編案をまとめる必要がある。
恒大は今年6月末時点で2兆3882億元(約49兆円)の負債を抱えている。広東省政府の指導で再建を進めているが、3月に発表した外貨建て債務の再編案の協議がまとまらず混迷している。
恒大は9月下旬に予定していた債権者会合を中止。子会社の恒大地産集団が当局の調査を受けていることなどを背景に、債務再編に必要な債券の発行ができない状態になったとみられる。