Published by
共同通信
共同通信
31日の外国為替市場の円相場は、対ドルで一時1ドル=151円台に下落した。約1年ぶりの円安ドル高水準。日銀は大規模な金融緩和策の再修正に踏み切ると発表したが、市場では微修正にとどまったと受け止められた。警戒感から売られていたドルが急速に買い戻され、円安が進んだ。対ユーロでも一段と下落し、約15年ぶりとなる1ユーロ=160円台を付けた。
東京市場の午後5時現在は前日比79銭円安ドル高の1ドル=150円28~30銭。ユーロは1円78銭円安ユーロ高の1ユーロ=159円60~64銭。
日銀は31日、長期金利が上限の1%を一定程度超えることを容認すると決めた。朝方は、日銀の金融政策の再修正を巡る事前報道が材料視され、1ドル=149円台前半まで円買いドル売りが進んでいた。