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共同通信
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【エルサレム共同】 パレスチナ自治区ガザの保健当局は31日、イスラエル軍とハマスの戦闘による死者が8525人になったと発表した。イスラエル側と合わせ、死者は計9900人以上。人道危機の一層の悪化や民間人被害増加の懸念が強まっている。
中東の衛星テレビ、アルジャジーラはガザ北部の難民キャンプに31日、イスラエル軍の攻撃があり、多数の死傷者が出ていると報じた。
イスラエル軍はガザで地上作戦を拡大しており、軍報道官は31日、数週間は「忍耐が必要」と述べ作戦が当面続くとの見通しを示した。
イスラエル軍はハマスの拠点があるとみるガザ北部への作戦を強化。中東メディアによると、軍の戦車がガザの南北を結ぶ幹線道路に達した。道路を寸断してガザの南北分断を図っているとみられる。戦車が北部ガザ市に到達したとの報道もある。
軍は31日、ガザ北部ベイトラヒヤのハマスの部隊司令官を殺害したと発表。7日のイスラエル奇襲にも関わったとした。