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共同通信
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【ワシントン共同】米政府高官は10月31日、中国政府と11月中旬にサンフランシスコで首脳会談を開くことで「原則的に合意」し、「計画を確定させるために必要で、重要な詳細について調整している」と語った。ロイター通信が伝えた。ジャンピエール大統領報道官は記者会見で、米中首脳による「建設的な議論」を目指すと語った。
両国はトップ同士の意思疎通を通じ関係安定化を図りたい考え。会談では東・南シナ海情勢や停滞する軍同士の対話再開などが議題となる見込み。中国側は台湾問題で一切譲歩しない姿勢が明確で、事前協議は最後まで難航する可能性がある。
米中を巡っては、バイデン大統領やブリンケン国務長官らが10月26~27日、ワシントンで王毅外相と会談。AP通信によると、11月15~17日にサンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせたバイデン氏と習近平国家主席による会談開催で合意した。