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共同通信
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埼玉県戸田市の病院で発砲があり、直後に男が郵便局に立てこもった事件で、銃撃された診察室の窓はすりガラスで、内部を確認しにくい状況だったことが2日、県警への取材で分かった。人質強要処罰法違反容疑で逮捕された無職鈴木常雄容疑者(86)が発砲を認めており、県警は特定の人物を狙ったかなどを調べる。
県警によると、病院付近の路上から薬きょう二つが見つかった。窓ガラスにはひびが入り、医師と患者が負傷した。いずれも頭部から出血し、ガラスや金属片によるけがとみられる。
捜査関係者によると、鈴木容疑者は元暴力団関係者との情報がある。この病院に通院歴があり、診察券に関するトラブルがあったと供述している。