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共同通信
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不正薬物の密輸入阻止に貢献した麻薬探知犬を供養しようと、千葉県成田市の東京税関監視部麻薬探知犬訓練センター室で1日、現役中や引退後に死んだ30匹の慰霊祭が開かれた。田村昇センター室長(55)は追悼の辞で「探知犬が積み重ねた功績をたたえ、これからも世界に誇れるチームとなれるよう誓う」と述べた。
現役や訓練中の2匹と共に参列した約50人の税関職員は、30匹の名が刻まれた石碑に線香を上げ、手を合わせた。
同施設は国内唯一の探知犬養成機関。昨年末までに600匹以上を育成し、各地の空港や港に配置している。慰霊祭は1997年から毎年開かれている。