工場で爆発、1人心肺停止

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共同通信
爆発があった東ソー・エスジーエム新南陽工場=2日午後6時19分、山口県周南市(共同通信社ヘリから)

 2日午後2時ごろ、山口県周南市の東ソー・エスジーエム新南陽工場で爆発があり、40代の男性社員1人が心肺停止、50代の男性社員1人が負傷した。同社や周南署によると、50代男性は切り傷などの軽傷とみられる。火災や有害物質の流出などは起きていない。

 同社は総合化学メーカー東ソーの関連会社で、合成石英ガラスなどを製造している。工場関係者によると、爆発当時は石英ガラスの試作装置の運転準備中で、可燃性のメタンか水素が何らかの原因で爆発したとみられるという。署と地元消防が爆発原因を調べている。

 現場は、東ソー関連の工場などが立ち並ぶ瀬戸内海に面した工業地域。