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共同通信
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【ワシントン共同】2024年米大統領選は投開票まで5日で1年。再選を目指す民主党のバイデン大統領(80)は、長引くインフレやパレスチナ自治区ガザ情勢への対応を批判され、支持率が過去最低となっている。政権奪還を狙う共和党はトランプ前大統領(77)の独壇場だが、議会襲撃などで起訴され、党内穏健派や無党派は敬遠。熱狂なき再対決となる公算が大きくなっている。
バイデン氏は1日の選挙集会で「パレスチナ側とユダヤ人双方の感情は痛いほど分かる」と複雑な胸の内を明かした。
ガザの民間人被害の拡大に民主党リベラル派から非難が噴出し、調査会社ギャラップによると、バイデン氏の10月の支持率は37%に落ち込んだ。
共和党の候補指名争いは、政治サイト、リアル・クリア・ポリティクスによるとトランプ氏が党内支持率59.3%で独走する。
同じ顔触れの再対決を望まない声も根強く、無所属で出馬を表明した弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏(69)ら第3の候補の得票が結果に影響する可能性もある。