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共同通信
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【ワシントン共同】米政府高官は3日、パレスチナ自治区ガザからの外国籍保有者や負傷者の退避に関し、イスラム組織ハマスから負傷戦闘員を含めるよう要求があったと記者団に語った。米側が拒否して戦闘員を除外したが、交渉が長引く要因になったという。
高官によると、戦闘開始時点でガザにいた外国籍保有者は約6千人。エジプト退避を求めた米側に対し、ハマスはパレスチナ人負傷者を含めることを条件とした。ハマスが提示した負傷者名簿を米側が精査すると、約3分の1が戦闘員だった。
米側は、イスラエルやエジプトが受け入れられる内容ではないと判断。戦闘員を除外するよう再交渉し、退避開始が1日までずれ込んだ。