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共同通信
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【エルサレム共同】イスラエルのガラント国防相は4日、イスラム組織ハマスが中核拠点を置くとみるパレスチナ自治区ガザの中心都市、北部ガザ市を同国軍が南北から攻撃し、市街地に侵攻したと明言した。軍はハマス制圧へさらに攻勢を強めた。中東メディアによると、ガザ中部の難民キャンプに4日夜、軍の攻撃があり少なくとも47人が死亡した。ガザでは住民多数が避難する学校や病院周辺への攻撃が相次ぎ、民間人の犠牲拡大が懸念される。
ガザ市は人口密集地で、ハマスが地下トンネル網を構築している。掃討作戦は時間がかかる見通しで、ガラント氏は「一歩一歩進展している」と述べた。ハマスは4日、イスラエル軍の攻撃で人質60人以上が行方不明になる一方、軍車両24台を破壊したと主張した。
中東歴訪中のブリンケン米国務長官は4日、ヨルダンで記者会見し、イスラエルが民間人の被害回避のため「あらゆる措置を取らなければならない」と訴えた。イスラエルの自衛権を支持する一方、支援物資搬入のため一時的な戦闘中断が必要と訴えた。