米、戦闘中断の必要性訴え

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共同通信
イラク・バグダッドでスダニ首相(右)と会談するブリンケン米国務長官(左)=5日(イラク首相府提供、ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】中東歴訪中のブリンケン米国務長官は5日、パレスチナ自治区ガザ情勢に関し「一時的な戦闘中断が人質の解放や支援物資搬入など多くの進展につながる」と訴え、実現に向けて全力で取り組んでいると強調した。訪問先のイラクで記者団に述べた。

 ブリンケン氏はイラクの首都バグダッドでスダニ首相と会談。イラクとシリアに駐留する米軍や有志連合に対する親イラン勢力の攻撃が続いていることを踏まえ、さらなる攻撃を阻止するための対策を促した。バイデン政権はイスラエルと敵対するイランや親イラン勢力がガザ情勢の混乱に乗じて戦火を広げることを警戒している。