山上被告「騒ぎ避けたかった」

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共同通信
山上徹也被告

 安倍晋三元首相銃撃事件で殺人罪などで起訴された山上徹也被告(43)が、10月の第1回公判前整理手続きを欠席した理由について「世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令請求の時期と重なっており、関連付けて報道され騒ぎになることを避けたかった」と話していることが6日分かった。弁護団が明らかにした。

 盛山正仁文部科学相が旧統一教会の解散命令請求を東京地裁に申し立てたのは、第1回手続き当日の10月13日だった。第2回以降の期日は未定で、弁護団は「状況によっては(被告が)出席することもあり得る」と説明した。

 初公判は来年以降となる見込み。刑事責任能力の程度などが争点となる。