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共同通信
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ロシアのパトルシェフ安全保障会議書記は8日、米国の破壊的な対外政策が世界の安全保障を脅かし、核兵器や化学兵器使用のリスクを高めていると批判した。モスクワで開かれた旧ソ連諸国の安全保障担当高官会議で演説した。
タス通信によるとパトルシェフ氏は、米国が支持するイスラエルと、パレスチナのイスラム組織ハマスの戦闘を例に挙げ「米国の無責任な対応が新たな紛争を引き起こし、平和的解決を妨げている」と指摘した。
米欧が軍事支援を続けるウクライナについては「前線での戦果がないため民間インフラへの攻撃を強めている」と主張。ロシア北西部や西部の原発を狙った攻撃が行われていると指摘した。(共同)