原発避難者訴訟が和解

Published by
共同通信
東京電力福島第1原発事故を巡る集団訴訟の和解について記者会見する原告側弁護団=8日午後、福島県いわき市

 東京電力福島第1原発事故で避難を強いられた福島県民らとその遺族が、東電に損害賠償を求めて福島地裁いわき支部に起こした訴訟は、10月24日付で和解した。原告側弁護団が8日、同県いわき市で記者会見し明らかにした。第1原発事故を巡る集団訴訟の和解は全国初とみられるという。

 弁護団によると、救済対象を広げた国の賠償基準「中間指針第5次追補」と同程度の賠償額が示されたことや、原発事故から既に12年以上が経過し、早期救済を目指す観点から和解したとしている。