東京円、150円台後半

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共同通信

 8日の東京外国為替市場の円相場は1ドル=150円台後半で取引された。

 午後5時現在は前日比20銭円安ドル高の1ドル=150円67~69銭。ユーロは04銭円高ユーロ安の1ユーロ=160円92~96銭。

 米長期金利が時間外取引で上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。8日は取引の材料となる経済指標の発表がなく、午前中は一時、円買いドル売りがやや優勢になるなど方向感を欠く展開となった。

 市場では「日銀の植田和男総裁がこの日の国会答弁で従来と変わらない緩和継続の姿勢を示したため、円売りの材料につながった」(大手証券)との見方もあった。