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共同通信
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NTTとNECが、道路の下に敷設された光ファイバー回線を活用し、除雪の必要性を判断する独自技術を開発したことが8日、分かった。積雪の影響で自動車から地下の回線に伝わる振動の変化を計測し、雪の積もり具合を推定する。今後1~2年で技術を確立した後、サービスの実用化を目指す。
道路の除雪は自治体職員らが目視で判断することが多く、人手不足に悩む寒冷地の自治体の省力化につなげたい考えだ。
青森市で行った実証実験では、NTTの光ファイバーの末端に、NECの振動測定装置を接続。積雪時は地下に伝わる周波数にも特徴的な値が表れることを捉えて、除雪が必要な水準かどうか判定できるようにした。