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共同通信
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【ニューヨーク共同】トランプ前米大統領やその一族が、経営する企業の資産価値を偽り不正な利益を得たとしてニューヨーク州司法長官が起こした訴訟で、長女イバンカ氏が8日、州地裁に証人として出廷した。「父の財務文書には関与していない」と述べ、不正を否定するトランプ氏と距離を置く姿勢が目立った。
イバンカ氏は、一族が経営する複合企業トランプ・オーガニゼーションの副社長を務め、トランプ氏の大統領就任後は、大統領補佐官として政権入りするなど一族の中で最もトランプ氏に近い存在だったとされる。裁判所は、時効や2017年に経営から退いたなどの事情を考慮して、イバンカ氏に対する提訴は却下している。