AI利用の政治広告を明示

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共同通信
米メタのロゴ(AP=共同)

 【ニューヨーク共同】米メタは8日、フェイスブックや写真共有アプリ「インスタグラム」での政治広告について、人工知能(AI)が使用された場合には明示することを求める新たな規約を発表した。2024年から世界的に明示することを義務付ける。

 AIを使って政治家の偽の発言などを拡散するディープフェイクの映像が問題視されている中で、政治広告に利用されることを防ぐのが狙いだ。社会問題についての意見広告などにも適用する。

 明示を求めているのはAIを使って画像や映像、音声を変えて、実在の人物が言っていないことを発言したように見せたり、架空の出来事が実際に起こったように見せたりする広告。広告主が必要な情報開示をしなかった場合は掲載を拒否し、違反を繰り返した場合には罰則を科すとしている。