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共同通信
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【パリ共同】7月の総選挙後も新政権が樹立できていないスペインで、サンチェス首相率いる穏健左派の社会労働党は、政権樹立の鍵を握る北東部カタルーニャ自治州の独立派の小政党と合意に達した。支持の見返りに独立活動家を恩赦する内容で、サンチェス氏続投の公算が大きくなった。スペインメディアが9日伝えた。
ただ、活動家らの恩赦受け入れは右派が猛反発するだけでなく、身内の左派からも批判を浴びる可能性がありそうだ。
小政党は2017年にカタルーニャ自治州の独立の是非を問う住民投票を強行したプチデモン元州首相=ベルギーに出国=率いる「カタルーニャのための連合(JXC)」。