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共同通信
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【ベルリン共同】ドイツ政府は9日、電気料金の高騰に直面する企業を支援するため、電気料金を引き下げる経済対策を発表した。製造業の電力税をEUの最低水準まで大幅に引き下げる。来年だけで最大120億ユーロ(約1兆9千億円)規模の見込み。
ロシアのウクライナ侵攻に伴う高インフレでドイツの景気減速が鮮明となる中、産業の競争力維持を図る。
電力税減税は2024、25年に実施の予定で、1メガワット時当たり15.37ユーロから0.5ユーロに引き下げる。
エネルギー輸入をロシアに依存してきたドイツでは、ウクライナ侵攻後にエネルギー価格が高騰。DPA通信によると、ドイツの企業向けの電気料金は米国のおよそ3倍。