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共同通信
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徳島県佐那河内村の村立保育所で虐待や不適切保育があった問題で、国が義務付けている職員研修が適切に行われていなかったことが9日、分かった。村が今年2月に実施した保育所への指導監査で指摘していた。
指導監査は児童福祉法に基づき定期的に行われる。2月の監査では「職員研修の年間計画があるか。施設内研修が適切に行われているか」という項目で「できていない」と評価した。村は昨年度は施設内研修が1回も行われなかったとみている。
村が11月に公表した調査報告書は2021年度以降、園児をしかる時にたたく、感染症の症状がある園児と他の園児をキスさせる、昼寝を禁止するといった虐待15件を認定した。