ウクライナを思い反戦の旋律

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共同通信
民族弦楽器バンドゥーラの弾き語りを披露するウクライナ出身のカテリーナさん=10日、香川県さぬき市

 戦禍のウクライナに思いをはせてもらおうと、同国出身の民族弦楽器バンドゥーラ奏者で歌手のカテリーナさん(37)が10日、香川県さぬき市で公演を開いた。ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、関心が薄れ始めていることを危惧。「戦争がまだ続いていることを忘れないで」と訴え、会場に清らかな旋律を響かせた。

 ウクライナの民謡や「翼をください」、ジョン・レノンの「イマジン」など5曲を弾き語りで披露。姉や友人らが残る祖国の現状に触れて「今でもミサイルが毎日落ちている」と語りかけたほか、パレスチナ自治区ガザなどにも言及し「戦争はどの国であっても起きてはいけない」と力を込めた。