NYを代表するショー、来年1月で終演
チェルシーの「スリープノーモア」
ニューヨークを代表するオフブロードウェイの体験型ショー「スリープノーモア」が、来年1月28日の最終公演で幕を下ろすことになった。チェルシーのマッキトリックホテルで、2011年3月から公演を始め、パンデミックで一時中断したものの、2年後に再オープンしていた。ニューヨーク・タイムズが8日、伝えた。
スリープノーモアは、シェイクスピアの「マクベス」をヒッチコック風にアレンジ。英国の劇団が03年にロンドンで短期上演した後、09年に米国に上陸し、マサチューセッツ州で長期上演された後、ニューヨークでの公演が始まった。同ホテルでは終了後、他のショーを続ける方向で調整を続けているという。
プロデューサーのジョナサン・ホックワルド氏によれば、公演を終了する理由として、制作費の高騰とともに、それによるチケット価格の上昇を望んでいなかったことを挙げた。同ホテルでの上演回数は、来年1月までで延べ約5千回に上り、観客動員は200万人に達する見通し。関係者は「何よりも、ニューヨークの観客が私たちのショーを受け入れてくれたことによって、こうした成功をもたらした。最後までしっかりやり遂げ、偉大な遺産として残したい」と強調した。
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