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共同通信
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神奈川県真鶴町の前町長による選挙人名簿の不正利用問題で、前町長のリコール(解職請求)成立に伴う町長選が12日投開票され、無所属新人で元神奈川県横須賀市議の小林伸行氏(48)が他の新人4人を破って初当選した。投票率は62.16%。真鶴町の町長選は約3年間で3回目だった。
松本一彦前町長は町職員だった2020年、名簿をコピーして町長選の選挙はがきの宛名書きに利用した。不正を認めて21年に辞職し、出直し選に出馬。再選を果たしたが、職員の退職が相次ぐなどし、今年9月のリコール投票で失職した。
今回の町長選では、混迷を極めた町政の立て直しが争点となった。松本氏は出馬しなかった。