服役中の工藤会幹部逮捕

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共同通信
2014年、工藤会幹部が移送された北九州・小倉北署を警備する警察官

 福岡、沖縄県警の合同捜査本部は15日、国の登録なく金融商品の取引を行ったとして、金融商品取引法違反の疑いで、服役中の特定危険指定暴力団工藤会(北九州市)幹部緒方哲徳容疑者(48)を逮捕した。両県警は工藤会の資金源になっていたとみて捜査する。

 逮捕容疑は2018年11月~21年8月、国の登録なく複数の顧客と投資一任契約を結び、FXの自動売買システムを使い資金運用した疑い。

 福岡県警は22年5月、暴力団対策法違反の疑いで緒方容疑者を逮捕。その後、有罪判決が確定し服役中で、今年12月に出所を控えていた。

 捜査関係者は「(今回の逮捕で)さらに隔離し工藤会の資金源にダメージを与える」とした。