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共同通信
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三重県発注の水道管補修工事の入札を巡る贈収賄事件で、受託収賄容疑で逮捕された県北勢水道事務所浄水部元副参事の小野弘春容疑者らが、業者側に複数回助言し、便宜を図っていたとみられることが16日、捜査関係者への取材で分かった。県警は、業者側との間で現金の授受がなかったかどうかを調べている。
捜査関係者によると、入札は価格のほか技術提案なども加味される総合評価方式で、複数回の助言は、評価の対象となる技術提案の資料作成に際して行われたという。
県警は受託収賄の疑いで他に、県伊勢農林水産事務所農地海岸保全管理課長の酒徳和也容疑者を、贈賄容疑で新陽工業(同県四日市市)の社長新井政智容疑者を逮捕した。