31年にEV100万台販売

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共同通信
2月、2022年決算を発表するフランス・ルノーのルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)=パリ近郊(ロイター=共同)

 【パリ共同】フランスの自動車大手ルノーは15日、1日に分離した電気自動車(EV)や車載ソフトを手がける新会社アンペアの事業計画を発表した。2031年には7車種で100万台を販売し、売上高を250億ユーロ(約4兆円)以上とする目標を掲げた。24年前半に新規株式公開(IPO)する予定で、調達した資金を元手に開発を加速する。

 ルカ・デメオ最高経営責任者(CEO)は9月、英紙フィナンシャル・タイムズの取材に対し、時価総額が80億~100億ユーロに上るとの見込みを示した。ただ、EV市場は中国勢が欧州事業を拡大するなど競争が激化。市場環境を踏まえ、最終的な上場時期を判断するとみられる。