自民、皇室典範の改正を視野

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共同通信
自民党

 自民党は17日、総裁直轄の新組織「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」の初会合を党本部で開いた。会長に就いた麻生太郎副総裁は「具体的な方策については皇室典範などの法改正の必要性を考えなければならない」と述べ、法改正を視野に検討を進める方針を明らかにした。今後、政府の有識者会議が答申した枠内で論点整理を進める。結論を出す時期は定めなかった。

 政府の有識者会議は2021年12月、(1)女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保有(2)養子縁組による旧皇族男系男子の皇族復帰―の2案の検討を求める報告書を答申。自民の懇談会はこの2案を踏まえながら議論する。