新聞はどうやって発行される?
ニューヨーク日本人学校

ニューヨーク日本人学校(岡田雅彦校長)の5年生9人が14日、デイリー・サン・ニューヨークを訪問し、新聞を発行する過程について学んだ。生徒からは「紙の新聞とデジタル版の違いは何ですか」など質問が次々に。デイリー・サンは「デジタルはいつでも、どこでも読めるのが特徴」と伝えた。
まず、デイリー・サンから、新聞の作成には①編集担当、ライター、制作担当がいる②何がニュースになるか③写真の探し方―などについて説明した。ニューヨークでは、事件事故・災害のほか、市・州の政策などが大きな記事になる。一方で世界では、イスラエルとイスラム組織ハマスとの軍事衝突やウクライナでの戦争などが主要になる。
さらに、制作担当が記事の並び方を決めて、新聞の「設計図」が決まり、発行に至る。
生徒は次々に手を上げて、「新聞発行で一番大変なことは何か」「記事のチェックは何回しているか」「見出しの付け方で注意していることは」などと質問。デイリー・サンは、デジタルPDF版をスクリーンに映して、記事は字数が大体決まっていることを紹介。見出しは、なるべく短く、具体的な内容が入っているように考えることが重要と説明した。
最後に久保諒輔さん、天目美亜さん、白方怜奈さんの作文を、デイリー・サンの記者が読んで「とても読みやすく、いい作文ばかり」と感想を伝えた。9月のボストン修学旅行について、生き生きと書かれていた。その上で①一つの文・段落に同じ言葉を使わない②文はなるべく短く、40~60字程度を目指そう-と伝えた。
新聞について学ぶのは、社会科授業の一環。生徒らは「新聞ができる過程が具体的に分かった」と元気に感想を述べて、コネチカット州の本校に戻っていった。(津山恵子)

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