山本由伸投手の熾烈な争奪戦始まる
メッツ、ヤンキースも獲得に意欲
オリックス・バファローズは20日、山本由伸投手(25)のポスティングを終了した。米国の大リーグ球団による45日間の争奪戦が21日、始まった。
山本投手を獲得するにはまず、オリックスに譲渡金を支払わねばならない。この譲渡金は契約金から算定される。契約金は2億ドルと想定されることから、譲渡金は3000万ドルを超える。したがって、獲得を目指す球団はビッグマーケットにあり、資金が潤沢な球団であることが必要だ。ところが、そうした球団は少なくなく、熾烈な争奪戦が予想される。
現在、意欲を示しているのはニューヨークのメッツとヤンキース。最近、フィラデルフィア・フィリーズも獲得戦に加わると地元新聞が報道した。その他、ロサンゼルス・ドジャース、ボストン・レッドソックス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、セントルイス・カージナルス、シアトル・マリナーズ、シカゴ・カブス、アリゾナ・ダイヤモンドバックス、デトロイト・タイガース、テキサス・レンジャーズの名前が挙がる。ただ、ドジャースはFA市場の目玉、大谷翔平投手を選好しているとされる。
山本投手は今季24試合に先発し、17勝6敗。防御率は1.16でWHIP(被打率)も0.860。171.0イニングを投げて、176奪三振を記録した。プロ7年の通算防御率も1.72だ。大リーグでもエース格の先発投手になると期待されている。(20日、amニューヨーク)
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