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共同通信
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宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の俳優の女性(25)が9月に急死した問題で、西宮労働基準監督署が22日、労働基準法に基づき、歌劇団に立ち入り調査したことが関係者への取材で分かった。この問題を巡っては、女性の遺族側が「過労死ライン」を大幅に超える長時間労働やパワハラがあったと主張。歌劇団側も安全配慮義務を果たせなかったと謝罪しており、労基署は詳しい実態を調べる必要があると判断したもようだ。
関係者によると22日の調査では、労基署職員らが歌劇団側の担当者から契約関連の説明を受けた。今後、劇団員らの働き方を本格的に調べ、法令違反の有無などの確認を進めるとみられる。