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ニューヨーク市警(NYPD)は来年末までに、約4億ドルをかけたシステム改良の一環として、警察無線を完全に暗号化する。ただ、地元政治家やメディアは、この計画に懸念を示している。市議会公共安全委員会は20日、計画を巡り数時間にわたる監視公聴会を開いた。
完全な暗号化は、ジャーナリストや一般市民が情報から遮断されることを意味し、透明性と報道の自由に対する懸念が高まる。記者や報道カメラマンは、火災や自動車事故、銃撃などの出動要請の詳細を聞くことができなくなる。市内で起きている事を把握するために奔走することになるため、一般市民が知る機会も減るだろう。また、警官の出動要請がリアルタイムで地図上に表示され、ユーザーによる進行中の事件の写真やビデオの閲覧およびアップロードが可能な「シチズン・アプリ」の存続も危ぶまれる。
NYPDのリューベン・ベルトラン技術部長は公聴会で、完全暗号化を「警官と犯罪被害者の個人情報を守るために必要なことだ」とした上で「重要な情報は、NYPDがタイムリーに市民に提供する」と強調した。しかし、一部のメディア擁護者は「無線通信の問題ではなく、NYPDの発表する情報を信じるかどうかだ」とNYPDの透明性に疑問を抱いている。(20日、ニューヨークポスト)
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