秋の黄砂、4年ぶり観測

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共同通信
気象庁の庁舎

 気象庁は23日夜から24日にかけて、福岡市や那覇市で黄砂を観測した。黄砂は春(3~5月)の飛来が多く、秋(9~11月)に観測するのは2019年以来4年ぶり。

 気象庁によると、水平方向で見通しが利く距離「視程」は、福岡市で23日夜に7キロ、那覇市で24日午前に8キロ。

 ユーラシア大陸のゴビ砂漠付近で21日以降、低気圧に伴う強い風によって砂が巻き上げられ、偏西風で運ばれてきたとみられる。

 19年は10月に名古屋と大阪、広島、高松の各市、11月に福岡市で観測されている。