透明性確保へ「外部の目」

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共同通信
武見敬三氏

 武見敬三厚生労働相は24日の記者会見で、障害者向けグループホームの運営の透明性を確保するため「外部の目」を定期的に入れてチェックする取り組みの導入を検討していると述べた。愛知県内の139カ所で利用者から徴収した食材費の流用があったとの調査結果を受けて言及した。全国で導入する方針。

 大手運営会社「恵」では、愛知県など複数の自治体で食材費の過大徴収が判明。これを受け愛知県は、別法人の運営も含め県内の全ホーム767カ所の徴収状況を調査し、139カ所で食材費が人件費や光熱水費などに流用されていたという。

 他に報酬の過大受給や虐待も判明し、厚労省が本社への特別監査を実施している。