ガザ人質25人解放

11/24/2023

　【エルサレム共同】イスラエル軍とイスラム組織ハマスが合意したパレスチナ自治区ガザでの4日間の戦闘休止が24日午前7時（日本時間同日午後2時）に始まった。10月7日のハマスによる奇襲攻撃を発端とした大規模戦闘で、双方の合意に基づく休止は初めて。イスラエルのメディアによると、同国当局筋はイスラム組織ハマスが拘束している人質のうち、第1陣として13人がエジプト側に引き渡され、解放されたと確認した。タイのセター首相もタイ人の人質12人が引き渡されたとし、解放されたのは計25人となった。

　ハマスは期間中、拘束する人質230人以上のうち女性や子ども計50人を解放するとしており、合意の履行継続が焦点。戦闘休止はガザ全域が対象。人質解放には赤十字国際委員会（ICRC）が協力する。イスラエル軍は24日、合意の一環としてガザへの燃料搬入を承認し、トラック計8台がエジプト側からガザ南部の国連機関に到着したと発表した。

　ハマスの指導者ハニヤ氏は24日の声明で「敵が約束する限り、われわれも合意履行を約束する」と述べた。