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共同通信
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岩谷産業は24日、水素を使用する燃料電池20台を兵庫県尼崎市の主力研究拠点に導入したと発表した。水素燃料電池はパナソニック製で、発電出力は1台当たり5キロワット。この拠点に必要な電力全体の4割を水素で生み出すという。脱炭素社会の実現に向け、工場や研究所など比較的大きな電力が必要な施設でも水素の活用が広がってきた。
「中央研究所・岩谷水素技術研究所」の屋外に設置し、水素は敷地内のタンクから供給する。空気中の酸素と反応させて得た電力を拠点内で実験などに使用する。
岩谷産業は今後、太陽光発電装置の増設などを進め、拠点全体の二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする方針。