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共同通信
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アメリカンフットボール部の薬物事件に関連し、日本大の酒井健夫学長と沢田康広副学長が理事会側からの辞任勧告を受け入れる方向で調整していることが26日、関係者への取材で分かった。2人は引責辞任に納得していないが、学内の混乱を避けたい意向があるという。林真理子理事長を減給50%とする処分案とともに、27日以降に学内の協議が進むとみられる。
薬物事件を調べた第三者委員会の報告書は、沢田副学長が7月に寮で大麻のような不審物を発見してから警視庁に報告するまでの「空白の12日間」が「(大学の)信用を失墜させた最大の原因」と指摘。酒井学長は早い段階で報告を受けたのに問題視せず、林理事長への報告も遅れた。
関係者によると、22日の理事会で酒井学長ら2人に辞任を要求する方針がまとまった。林理事長は減給を受け入れる意向を示した。27日が辞任勧告への回答期限という。
薬物事件を巡っては、文部科学省が改善計画を今月中に提出するよう日大に要請している。