米、戦闘休止の延長へ努力

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共同通信
滞在先の米東部マサチューセッツ州で取材に応えるバイデン大統領=26日、ナンタケット(AP=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は26日、パレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの4日間の戦闘休止に関し、追加の人質解放と引き換えに延長できるよう関係国首脳と共に「努力している」と述べた。滞在先の米東部マサチューセッツ州で記者団に語った。

 ハマスは4日間の戦闘休止中に人質50人を段階的に解放することで合意している。バイデン氏は、戦闘休止が「新たに自由になる人質がいる限り、持続するよう望む」と語り、できるだけ多くの人質の解放を目指す考えを示した。

 バイデン氏は解放された人質の中に、目の前でハマスに両親を殺害され、拘束下で4歳の誕生日を迎えた米国籍の女児がいると発表。解放を喜びながらも「彼女が耐えた試練は想像もできない」とし、残る米国籍の人質救出へ決意を示した。

 戦闘休止を巡るイスラエルとハマスの合意により「ガザに食料や医薬品、燃料が搬入され、人命を救っている」と説明。人道物資をさらに届けるためにも、戦闘休止の延長が重要だと述べた。