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共同通信
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三菱電機で入社1年目に過重労働を強いられて精神疾患を発症し、労災認定された男性社員(38)が28日、東京都内で記者会見し、会社側から慰謝料などを受け取って裁判外で和解したと明らかにした。約9年間にわたり休職したが体調が回復し、今年4月に職場復帰を果たしていた。
同社では2014年以降、自殺を含む労災が相次いだ。男性によると、会社側は当初、責任を認めようとしなかったが、労働組合を通じて交渉するうちに姿勢が軟化。復職時に九州の自宅でのリモートワークを認めるなど配慮するようになったという。
三菱電機は取材に「大変なご心労をおかけしたことを改めておわびする」とコメントした。